ECUのシュミレーター

さて、先日のチューニングパワーズで製作出展した この機械、

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ECUのシュミレーターですが、何気に当日の質問も
多かったのと、メールでも問い合わせがちらほらくるので
先日の予告通りちょっと説明をしまーす

まず、こんな物をなぜ製作したのか?
こういった物は自分は20歳頃にはよく製作したりしていました
なぜかというと、、、元々、こういった世界に
入ったのも(イカした車を作りたい)それには速くないと、、
やっぱり、、セッティングでしょー、、という事で

ECUセッティングがしたかったから、、です
しかし、、最初の頃は車は買えなかったので
なんとか、、ECUを覚えたい、、という事で
エンジンについているセンサーを擬似的に動かして、それを
リアルタイムに見れる機械で見てみたかった、、のです

つまり、車をもっていないので代用で製作した、という わけです

やはり、好きなフィールに変更したい
ここでトルクが欲しいのに、、へんな制御が入っちゃう、、、
なんとかしないと、、フィールが悪いー、、
つまり、フィールやレスポンスをダイレクトにしたい わけです

そこから、テスター製作、、はまってきました
ホント色々つくりました、、

さて、
使い方ですが、例えば実車では無理な条件
極端な例で水温150度 9000回転 ブースト3Kで
ノックがでたら?とか変な条件で動かしたりも可能ですので

色々な状態を再現して
その時アクセスする部分を把握して
その動きを利用して、リミッターを制御したり
新しい動きに応用したり、色々解析、応用ができたりするわけです

例えば これは高水温でリタードがかかって
アイドル安定化機能及び、フィードバックがOFF
気等別補正(FUEL)を使用した場合にあるリミッターを切った場合にアクセス
した画面

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同じ条件で、水温を変化させずに、あるリミッターを3箇所
変更して、アクセス箇所を変更させた場合に
下のように変化する、、というのを見つけます

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最後に
実際にどのように動くか?は実車で試せば確実になってきます

とこのように、、ねちねちと拾っては実験、を繰り返します

今回の展示にあわせたわかりやすい部分では
モニターも装着しましたので

比較もわかりやすいと思います

つまりこの条件

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回転 負荷格子を変更したらどのあたりを拾っていくのか?

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ここかー、、とわかると思います

中間でどのあたりにアクセスをマッピングさせたいか?
という場合も目で見えるので簡単に変更できるわけです

下の条件のとき

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MAPのアクセスポイントが高負荷にいくのでこの辺りを
細かく制御したい!という場合に

下のように変更してすきな位置に持ってくるのも
どんな条件で、どんな状況の設定でもでわかりやすくなります

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ここからどう動かすかを設定していけばよいわけです

さてさて、どうでしたでしょうか?
なんとなく解っていただけたでしょうか?

さらに突っ込んだ質問などはメールだと大変なので
是非、お店で試してみてください、また貸して欲しい、、
という方も何件かいただきましたが、、
それも、お電話等でお願いいたします